Along the River @Minneapolis [Minneapolis (U.S.)]
EUやUSで最近流行りのレンタ・サイクル。キヨスク・スタンドが各所にあり、乗り捨て可能で便利。
ライブハウス『First Avenue』、プリンスが「パープルレイン」を撮影し、一躍有名になった。http://first-avenue.com/
U2やPoliceなどヨーロッパのアーティストはまずここを足がかりにアメリカ進出を目論む。
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前衛的なデザインの玄関口を有する図書館。トンガリ過ぎで冬は氷柱が落下するため、玄関口は封鎖に。
セグウェイで街を巡るツアーは一年中大人気。 http://www.humanonastick.com
ミシシッピ河沿いは公園化され、かつて鉄道橋だった『Stone Arch Bridge』は遊歩道に。
【海外航空券予約】24時間オンラインで空席照会・予約が可能。AB-ROAD
『Mill City(製粉の街)』として栄えたこの街、レトロな工場跡は博物館に生まれ変わった。
モダンなデザインの『Guthrie Theater』は全米屈指の劇場だ。http://www.guthrietheater.org/
メガサイズ・ショッピングモールの先駆け的存在『Mall of Amerrica』、ライトレールの終点駅にある。
中にはジェット・コースターが走り、4つのコーナーを有名デパートが陣取る。http://www.mallofamerica.com/
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Taxi Trouble @Minneapolis [Minneapolis (U.S.)]
ビジネスマンに紛れ、デリでランチタイム。
待ち合わせた観光局の方とテーブルをともにし、地元情報やローカルネタを教えてもらった。
ミネアポリスは隣り合わせたセントポールとの双子都市=『ツイン・シティ』として名高い。
MLBミネソタ・ツインズの愛称もそこから由来していて、
ミネアポリスが商業、セントポールが政治、とそれぞれの役割を担っているのだ。
そのミネアポリスのダウンタウンは極寒の冬を快適に過ごすため、
『スカイウェイ』という名の通路でありとあらゆるビルとビルが繋がれている。
ダウンタウンであれば、外の風に当たることなく、目的のビルまでたどり着けるようにできている。
ランチのため、オフィスから吐き出されたビジネスマンのスタイルがそれを裏づけしていて、
コートどころか、上着も羽織らない身軽な服装がビルの中を行き来していた。
ダウンタウンの中心では無料のシャトルバスが随時往復し、中心地の渋滞を緩和する役割も果たしている。
このシステム、日本の大きな街でも導入すればいいのに、とフリーライドのバスで考えつつ、
昨夜の出来事を思い返していた。
目とスマホを同時に保護
試合後のインタビューや取材を終えると地元記者たちは記者席に居残り、記事の仕上げに取りかかる。
翌朝の新聞、あるいはWebならオンタイムで入稿しなくてはならないからだ。
そのため、記者のホトンドはクルマでやって来て、記者席で原稿を上げてから家路に着くわけだが、
こちらの原稿は帰国してからのお仕事。
郊外のスタジアムなら地元記者と同じようにレンタカーで乗り込むのだが、
今回は「日本からのファンでも観戦できる街」ということを見据えて、
ダウンタウンから歩いても行けるミネアポリスとデンバーのスタジアムをチョイスしていた。
近年はダウンタウンの隣接地区に新しいスタジアムを据えつけ、
そのエリアの再開発としてスタジアム建設を進める形が多い。
もはや共用球場はオークランド(NFLレイダーズとMLBアスレティックス)ぐらいのもので、
1チーム=1スタジアムとアメリカのプロ・スポーツは羽振りがいい。
これは旅行先でのレンタカー利用を好まない日本人旅行者には好都合で、
地下鉄や市バスでNFLやMLBのスタジアムまで容易に足を運べるので観戦旅行にはうってつけ。
こちらもレンタカーのコストがかからない分、取材経費を節約できて、これ幸いなのかな。
ローカル・アクセスでホテルに戻らなくてはならない我が身は空港からタクシー、
というわけで『ライトレール』で空港にたどり着くと時計は12時を回っていた。
「聞いたことないホテルなんだよね、といっても今日が初日なんだけど」
ホテル名を告げると若いドライバーは不安そうにナビを検索していた。
「電話番号あるからインプットするかい?」
ホテル・カード差し出すと不慣れな手つきでナビに入力している。
「これから朝まで仕事?」
「いや、これが最後なんだ。終わったら帰るさ」
あれ? どうやらまた初日のドライバーを引き当てたらしい。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-08-12 (パラオ紀行・マニラのドライバー)
ぷるるんっ素肌に!プラセンタで潤い実感
空港からハイウェイを走ったものの、ナビの指示がアテにならず、ドライバー君は迷走していた。
シャトル・バンに乗ったときの記憶で距離感と方向感覚はあっている気がしたが、
あたりには似たような形状の建物と敷地のホテルが連なり、わかりづらい。
建物の上に浮かぶロゴにもヒルトンの文字だけが見当たらない。
$15、$20、$25・・・メーターはドンドン上がっていった。
「このあたりだと思うよ」
「だと思うけど、ホテルが見当たらないんだ。
ちょっと待ってホテルに電話して聞いてみる」
ドライバー君は路肩にクルマを停め、電話をかけはじめた。
その間もメーターはじわじわ上がり、$30を超えていた。
アメリカのレンタカーは事前予約なら、一日$30かからない車種もある。
これならレンタカー借りたほう安いじゃないか、と笑いそうになった。
「わかったよ、ホテルが買収されて、名前が変わっていて、
それでナビで表示されないらしい」
目印と道順を聞いたらしく、ふたたび走り出した。
「悪いね、迷ってしまって」
「いいよ、初日なんだろ。最後にメンドくさい客になっちゃたね」
「いや、面倒じゃないけど、まさかナビがアテにならないとはね」
「あ、そこだ」
ヒルトンのロゴがある建物の敷地に乗り付けた。
しかし正面ではなく裏側の入口から入ったらしく、正面のクルマ回しが見当たらない。
「いいよ、ここで。ほらアソコのドアから人が出入りしているし」
裏手の駐車場へ向かう宿泊客が出入りするドアが見えた。
「OK。じゃあ、ここで。時間がかかってしまってすみません。
ボクのミスなので、$30でいいです」
メーターは$40を超えていたがドライバー君はそう言った。
「初日なんでしょ? じゃあ、チップに$10つけるよ」
そういって$40を渡した。
「ありがとう、おやすみなさい」
申し訳なさそうにドライバー君が言う。
高いタクシー代だが、ネタを拾ったと思えばいいかな。
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Wandering Downtown @Minneapolis [Minneapolis (U.S.)]
10月下旬、街路樹はキレイに色づいていた。
ダウンタウンのメインストリートには無料のシャトルバスが行き来している。
異国の地では銀杏の葉の色づきも異なって見える。
MLBツインズはメトロドームから専用球場『ターゲット・フィールド』に引っ越した。
球場前にあった大きなオブジェ。試合日に親子で写真を撮る姿が思い浮かぶ。
『ターゲット・フィールド』は最近主流になりつつある掘り下げ式のスタジアム。
日本人旅行者に人気のホテルが毎日値下げ・バーゲンハンター
屋根と時計台が特徴的なミネアポリス市庁舎。メトロドームからほど近い。
NBAティンバーウルブズのホーム『ターゲット・センター』は『ターゲット・フィールド』と軒を連ねる。
ダウンタウンから『スカイウェイ』を歩き、アリーナ、野球場へもアクセス可能。
郊外への新スタジアム話は住民投票で却下され、メトロドーム跡地に新設される計画となった。
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Trash Talking @Minneapolis [Minneapolis (U.S.)]
10月26日、金曜。
目覚めて窓の外を眺めると、白いものがちらついていた。
背景の空はどんよりしていて、さながら日本の冬の空の色のようだ。
昨日のゲームは地元バイキングスの負け試合。
第4クォーターまでタッチダウンを取れない不甲斐なさで、
ドーム内に響き渡るはずの声援は強烈なブーイングに摩り替わっていた。
酷い戦いぶりを見切ったファンは第3クォーター半ばには足早に帰り道を選んでいた。
ホームゲームに響くファンの声援はプレイヤーの背中を後押しするが、
つまらないフットボールをすれば、失望の声が槍のようにフィールドを襲い、
気の早いファンは背を向け、家路を急ぐのだ。
第4クォーター、RBピーターソンのタッチダウン・ランが唯一、ファンが気を吐いた瞬間、
ドームに響き渡るはずの『スコール・バイキングス』の大合唱も力ないものだった気がする。
試合後、フィールドとロッカー・ルームの取材を終え、ドームの外に出ると23時を回っていた。
空港からホテルへのシャトル・バンはすでに終わってしまっている時間だ。
ライトレールは動いていたので、ひとまず空港まで向かうことにした。
ここで来るかわからないタクシーを待つより、
台数もあり、距離も短い空港からなら料金も節約できるか、と見当をつけていた。
ライトレールの駅には数人のファンが列車を待っていた。
「あなた、ナニ人?」
「日本人だよ」
待合のベンチで試合で飲み過ぎたのか、酔った女性が話しかけてきた。
「へえ、日本から?」
横から女性のツレらしい年配の男性が割り込んできた。
「ええ、日本のフットボール雑誌の取材です。今日の試合、どうでしたか?」
「ああ、バイキングスは成長途中、だからガマンが続くね。
そんなつまんない試合のこともよりもツインズ(MLB)だよ」
「ツインズ?」
「ああ、バカな高い買い物をしたもんさ、日本人選手の、アレ、なんていったっけ?」
「ニシオカ」
「そう、それ! バイキングスはああいうバカげた買い物はしてないから、
まだ応援しがいがあるかな。ニシなんとか、アレは酷い買い物だった」
「日本じゃ、いい選手だったんですけどね」
地元を歩いているとこういうハナシが拾えておもしろい。
アメリカではプロ・スポーツ観戦は生活にものすごく近いところにある。
野球なら安い外野席は$5前後、仕事帰りにBARにでも行く感じで観に行くことができるし、
チケットが取りづらいNFLですら、カップルでクラビングにでも出向く感じで、
ビールやカクテルを飲みながらフットボール・ゲームを楽しんでいる。
モチロン特別なゲームもあるが、レギュラー・シーズン・ゲーム自体はイベント感が薄いのだ。
スポーツ・ファンが多くを占めるわけではないが、
誰もが楽しむる位置に手軽に観に行けるスポーツがあることは確かで、
明らかに日本のスポーツ環境とは意を異にしている。
買い置きのドーナツで軽めの朝食を摂り、コーヒーで目を覚ました。
薄暗い空が少しばかり気を重くしている。
今日はミネアポリスのダウンタウン取材、雪が止むことを祈ろう。
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After GAME @Minneapolis [Minneapolis (U.S.)]
ゴールラインを示すコーナーポスト。フットボールはここを踏み越えるか、守り切るかの戦いだ。
記者席からの眺め。野球場との併用球場だったので、フットボール・フィールドは見づらい。
試合後のフィールドでは選手の表情も穏やか。
2011年、豪雪で陥落した屋根。ちなみに東京ドームはここを模して造られた。
闘いの後には両チームの選手もコーチも入り混じり、ともに祈りを捧げる。
負けた試合は帰りの客足も早い。観客席が均一の配列でないところが興味深い。
タンパベイのRBマーティンは試合後の勝利者インタビュー中。
ファン・サービス中のチア・リーダーに声をかけ、ワンショット。http://www.vikings.com/cheerleaders/
コチラは地元のオネエサマ方。完全に酔っぱらってました。
メトロドームの外観には軍隊の募集広告が。
余談ですが、この両チーム、フランチャイズ名とニックネームに共通点が。
通常、フランチャイズ名は都市名を冠するものですが、
バイキングスはミネアポリスでなく、『ミネソタ』という州名、
バッカニアーズもタンパでなく、エリア名の『タンパベイ』を冠している。
これらは広くファン層を獲得するためのもので、NFLではめずらしいもの。
ニックネームはともに『海賊』。
バイキングは北欧系の『海賊』でこのエリアに北欧系の移民が多かったことから。
バッカニアーはカリブ海の『海賊』、英国王室の許諾を得た経緯があることから『正義の海賊』ともいわれる。
Tampabay Buccaneers @ Minnesota Vikings 『海賊』vs『海賊』のSTATSとダイジェストはこちら↓
http://www.nfl.com/gamecenter/2012102500/2012/REG8/buccaneers@vikings#menu=highlights&tab=recap
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GAMEDAY Week8 @Minneapolis [Minneapolis (U.S.)]
バイキングス・サイドラインの雰囲気を盛り上げてくれるオブジェ。
KICKOFF1時間前の情景。外で盛り上がっているファンも多く、出足は遅め。
ゴールポストのパッドにもホームチームのロゴが。
ビジター・チームはこんな感じで、通用口のようなところからフィールドへ。
北国ミネソタにも南国フロリダのファンがいるのだ。
ホームチームの入場口は試合開始30分ほど前に手際よく準備される。
選手を迎えるため、バイクが唸り、花火が弾け、フラッグが舞い踊る。
ホームチームは先発メンバーが一人一人コールされ、スモークと花火の中、フィールドに迎えられる。
地元ファンで埋め尽くされるスタンド。弱ければ空席が目立ち、強ければプラチナ・チケットに。
記者席から300mmのレンズでこんな感じ。
Hubert H. Humphrey Metrodome
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Going to METRODOME @Minneapolis [Minneapolis (U.S.)]
10月25日、木曜。
部屋に備え付けのサーバーでコーヒーを淹れ、買い置きのドーナツで遅めの朝食を摂った。
昨夜は結局、23時過ぎにチェックインとなった。
待ちわびたシャトル・バンは故障があり、車両を差し替えていたため、
やたらと時間を食ったらしい。
観光局が用意してくれたホテルはダウンタウン・エリアではなく、
南側の空港や『Mall of America』と肩を並べる郊外エリア。
Bloomingtonという場所で値段の割りに広い部屋を有したホテルが多いらしい。
そのため、ダウンタウンへはホテルの無料シャトルで空港に戻り、『ライトレール』で向かう、
という手順を踏まなければならなかったが、
ホテルの質が高かったので、不便なのもあまり悪い気分ではなかった。
シャトル・バンに乗り込むと後部座席にはジャージ姿の一団が座っていた。
「これからスタジアムに?」
「そう、GAMEDAYだからね。キミはどこから?」
「あ、日本です。日本の雑誌記者で今回、ミネソタとデンバーの取材で来たんです」
「え~。ホントに? 日本から? ようこそ~! ミネアポリスへ!」
3組のカップルは急に朗らかになり、顔を綻ばせ、喜んで見せた。
ここはチャンス、とばかりにお願い事を告げてみた。
「あの~、スタジアムへ行くなら一緒に行ってもかまいませんか?」
市内を走るライトレールという路面電車に『Metorodome』という駅があることはわかっていた。
シャトルで空港へ行き、その電車でダウンタウンに向かえばいいだけの話だったが、
地元ファンとの接触でおもしろいハナシが拾えるかもしれないし、
見知らぬ土地で水先案内人がいることは気軽でもあった。
「お安い御用さ、わたしらについておいでよ。
でも試合に行くならチケット持っているのかい?」
「チケットはないですよ。取材ですから取材許可証(クレデンシャル)があります」
彼らは3組の夫婦で、ミネアポリスから2時間ほどの郊外からやって来たという。
妙齢というのにふさわしい彼らだが、
みな揃ってバイキングスのジャージに身を包み、はじまる前からゲームを楽しんでいる。
なにしろすでにビール片手のダンナがいる。
「クレデンシャルかあ、アンタ、本物の記者で本当に取材なんだね」
日本から持参してきていた本誌を見せると、車内はさらに盛り上がった。
「おお、日本でもNFLを観るんだね」
「おお、日本語! カンジ・キャラクター、すごいすごい」
「ドライバーくん、彼、NFLの取材記者だって」
一人が興奮気味に運転手にまで語りかけると、ドライバーくんは親指を立ててみせた。
「いいなあ、仕事がなければ、ボクも試合に行きたいよ。
今日はこうしてラジオで観戦しているしかないけどね」
「$2,25のチケットを買ってね」
空港で降り、券売機の前でそう教えてもらう。
ライトレールは空港ビルに直結していて、
こいつに乗り継ぐと車内はすでにユニフォーム姿のファンで混み合っていた。
20分ほどで『Metrodome』駅に到着。
駅の名の通り、降りたそこがドームの敷地に面していた。
「Enjoy Your Game!」
そういって案内してもらった彼らと別れた。
さあ、仕事の時間だ。
写真1; ご存知、MInesota VIKINGSのシンボル・マーク。
写真2; 一人で使うには気が引ける広さ。
写真3; リビング付きのSuiteルームをもらった。「甘い部屋」ではなく「Suit」が語源、「s」が付くと「スーツ」です。
写真4; MSP空港地下の「Light Rail」乗り場。http://japanese.minneapolis.org/1travel_section/traffic.html
写真5; Metorodome駅の左手がドーム。試合当日はファンで混み合う。
写真6; ドームの前は試合前からファンで盛り上がっている。
DoubleTree by Hilton Hotel Bloomington
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Fly to MIN and DEN @Minneapolis [Minneapolis (U.S.)]
15:55発、UA6便のフライトを待ってラウンジにいた。
アメリカ現地取材は2008年のNY、2009年のダラス以来。
前回のダラスは完成したばかりの『Cowboys Stadium』(2013年7月から『AT&T Stadium』に改称)
だけの取材だったので、ゲーム自体の取材は久々だ。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-01-21 (2008 NY)
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-10-06 (2009 DAL)
最近は経費削減がキビシく、航空会社はそれにも増してシブいので、
現地取材の数がとんと減ってきている。
今回、目指すはミネアポリス(MIN)とデンバー(DEN)、
もちろんターゲットはNFLのレギュラー・シーズン・ゲーム。
ともに聞き覚えのある都市名でしょうが、
コアなスポーツファンか、留学経験でもなければ、
それがアメリカのどの辺りだかもピンと来ない中規模都市、
ましてや訪問歴のある人は少ないだろう。
こちらも初めての都市なので、少しばかり胸が躍る。
もっとも基本的に旅好きとしては、訪れたことのある街でも胸は躍るのだが。
かつかつの経費なので、フライトはもちろんエコノミー。
幸いなのは『マイレージ・プラス』のシルバー・メンバーなので、
座席幅の広い『エコノミー・プラス』を割り当ててもらえることと、
『Priority Pass』があるので、乗り継ぎ便でも空港滞在が苦にならないことぐらいか。
成田空港でもいつものように『Priority Pass』をフルに使い、
ビジネスクラス・ラウンジ『United Club』に腰を落ち着かせ、
出発前にE-mailで現地観光局と最後の打ち合わせなどしている、コーヒーを飲みながら。
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ラウンジではアルコールが豊富でしかも無料、
ビールにワイン、スコッチにバーボン、日本酒まで。
早々に酔っ払ってしまえば、狭い機内も気にならないだろう。
ラウンジを常用している、というのに「酒が飲めない」という、
コスト・パフォーマンスの悪さ全開っぷりったらありゃしない。
久々のロングフライト、目指すミネアポリスに直行便はないので、
ヒューストン経由で現地に乗り込む。
12時間弱+3時間弱、とろけそうなぐらい長いフライトは久しぶりだ。
ヒューストン国際空港(IAH)には定時の13時着、
ここに降り立つのは何度目だろう。
初めてこの街を訪れたのは2002年。
NFLのエキスパンション(増設)として『Texans』がこの地に誕生した際、
初めてのトレーニング・キャンプを取材した。
新しく誕生したチーム、ということもあり、たぶん日本人で初めて取材に赴いたと思う。
NFLフランチャイズ初の開閉式屋根を持つ新スタジアム『Reliant Stadium』の隣には、
世界初のドーム球場『Astrodome』が老いた姿ながらも健在で、
ダウンタウンでは当時NLに所属していた『Astros』のホーム=『Astros Field』にも足を向けた。
ちなみにこの野球場の名前、2000年のオープン時から『Enron Field』と名乗っていたが、
2002年、命名権を持つエンロン社が世界的なニュースになる経営破綻劇を引き起こしたため、
数ヶ月間は『Astros Field』と名乗った。
2002年シーズン中にコカ・コーラ社が命名権を獲得、『Minute Maid Park』と改称したが、
この貴重な時期にここを訪れたことは否が応にも覚えている。
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かつてはコンチネンタル航空のハブ空港だったIAH、
NFLのフランチャイズを周るのに小回りが利くコンチのフライトは便利で、
よくこの空港で乗り継いでいた記憶もある。
コンチネンタル専用ターミナルを有するほど権勢を誇っていたが、
それも2008年、ユナイテッドに買収された後、すっかり塗り替えられている。
ちなみにユナイテッドの古くからのハブ空港はシカゴとデンバー、
そこにヒューストンが加わった形だ。
もちろんここでもラウンジ滞在。
そもそもアメリカ取材が多いから『Priority Pass』を持ったんだけどね、
すっかり回数が減り、もっぱらソウルのラウンジに入り浸り状態は少し悲しい。
IAHからは50人乗りのシャトル便でミネアポリス・セントポール国際空港(MSP)に到着、
時刻は18:30を回っていた。
ホテルからシャトルバスが出ている、というので、
タクシーやシャトルバンが並ぶターミナル出口で待つが一向に来る気配がない。
やってくるのは見慣れた他の有名ホテルのシャトルばかり。
「これ、『DoubleTree By Hilton』には行かないですよね? ダブルツリーのバス、来ますよね?」
痺れを切らせてHilton系列ホテルのドライバーに問いかけると、
同じように待ちわびていた女性客も話しに加わってきた。
「わたし30分以上待っているけど、全然こないわよ」
「来るはずだよ、このバスと同じ色したやつが来るはずだよ」
詰め寄られてドライバーは困り顔、系列ホテルとはいえ、
他のホテルのシャトル事情を知る由もないが、
こちらとしては『系列』の部分にすがるしかない。
レディオ・コール(無線)を取り出し、聞いてくれた。
「動いてはいるみたいなので、待っていれば、来るらしいよ」
フライト到着から90後、ようやくシャトルバンがやって来た。
写真1; ヒューストンの出発ターミナル。このフライト数から空港規模が伺える。
写真2; 成田の無人化ゲートはいつもガラガラで助かります。
写真3; IAH、アメリカではそれほどデカイ空港ではないが、ターミナル移動はシャトルで。
写真4; 到着時のMSPは雨が降っていた。
写真5; ホテル、レンタカーのシャトル・ピックアップ。
Minneapolis-St. Paul International Airport(MSP)
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http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-03-17