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千の窓を持つ町から from Berat [Albania]

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8月18日朝10時、いろいろあってティラナのカフェで15時のバス待ちです。

14日、クロアチアに別れを告げ、3ヶ国目となるモンテネグロ・コトールの街へ。
ものすごく抉りこんだ湾内にある小さな城塞都市なのですが、
着くまでのバスの車窓の風景が素晴らしかった。
まだまだ知られてない魅力的な景色がたくさんあるんですね。
クロアチア・サイドのアドリア海よりも美しいなんて。

城壁に囲まれた世界遺産のなかに宿泊。

ドミトリーで9ユーロ、共同部屋はしんどいですが、
リビングやテラスで他の旅行客と話し込めるのが魅力。
バス、食事、室内・・・ 一人旅のほとんどは退屈な時間との闘い。

行ってきた人には魅力的な場所や宿を教えてもらい、
こちらからは経験した土地の情報や注意点を提供、
宿のスタッフも交えて、アレやコレやと話しが弾みます。

そしてここからバスの悲運がつき纏いまくりやがります。

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15日朝、国境を越え、4ヶ国目のアルバニア・ティラナを目指したのですが、
首都だというのに直通のバスがないようで。
まずはウルツィニという街を目指し、朝9時のオンボロ・バスに乗り込む。
どこかの国からやってきた中古なのでしょう、走らないとエアコンが効かないというシロモノ。

後部座席で一緒になったブラジルの女のコ(英国留学中)、若いイタリア男x2と苦笑い。
偶然にも目的地がティラナで一緒。
しかもこの後、この4人が揃って苦笑いもできない状況に陥るとは。

ウルツィニに着くや否や、窓口でチケットを買うと「次のバス、10分後よ」といわれ、
4人で慌ててチケットを買い求め、乗り場に行くと待っていたのは別のオンボロ・バス。
しかもドライバーは「席がない」とつれない素振り、こちらも負けじと「チケットあるよ」とケンカ腰、
すると乗り場のオジサンがバスに乗り込み、通路にプラスティック製のイスを置き、
「4人はここに座れる」といい、一件落着顔。

旅行客ばかりの車内は大爆笑、「ありえね~」って感じの笑い声が響くけど、オジサンは真顔。
背もたれもない風呂イスに腹を据えて座り、バス発車。

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国境を越え、4ヶ国目アルバニアへ。

バカンス・シーズンの国境渋滞、ひたすら蒸し暑い車内で小一時間、待機。
やり切れずオシャベリで盛り上がる、なにせ走らないとエアコンが効かないのだから。
こちらもそばにいたドイツの3人組と大いに仲良くなり、ジョーク言い合い、イスの苦痛も和らいだかな。

途中でミニバスに乗り換え、出発から8時間かかり、ようやくティラナに到着。

宿のアテのないドイツ3人組が「一緒に行っていいか?」というので同行。
途中、カフェで一息入れながら、ネット予約(右のバナーから『Hostel Albania』)したホステルへ。
1300円程度のドミなのに朝食プレートまでついて、わお、アタリの宿、ドイツ組も喜んでた。
アルバニアの物価にも驚かされこともあって、ムダに延泊、じつはこれがちょっと後悔に。

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17日、ティラナを発ち、ベラートを経て、ジロカストラへの南下計画。

ところがベラートに到着した14時の時点で他の街に行くバスはない、といわれる。
バス会社、旅行会社、ドライバー、片っ端から聞いてみてもナシのつぶて。

15:30まで昼休みを取っていたツーリスト・インフォが開くのを待って最後の望みを賭けると、
「南に行くのは8時、14時だけです」とのこと。
着いた時点でこの町から出られないことが判明、だメヨ~だめ、ダメ。
いいじゃア、ナイのお~、と行き来するミニバスなどにもあたってみたが、近場の町しか行かないらしい。

この後、3時間ほど南のジロカストラから東へ向かい、湖のほとりのオフリッドを目指す予定だったが、
マケドニア方面に向かう路線も確立しているわけではないそうで、すべてのプランがだめヨ~ダメ、ダメ。
ネットで調べても国境近くの町まで行ってあとはタクシー・・・ という感じで明るい情報が掘り出せない。

きっと行ってみればどうにかなるんだろうけど、行けばわかるさ~ ダァ~っというわけにはいかず、
まだまだ道半ば、この国で日数を費やしている場合でもないので、ティラナに戻ることを決断。
「ティラナなら朝4:30から30分ごとにミニバスが出てます」
ひと思いに一番早いのに乗り、ティラナから真東に国境目指すのが正着だろう。

なにしろティラナでもオフリッド行きのバスがどこから乗れるのか、よくわからないし。



歩道がはがれていたり、道路が整備されてなかったり、アルバニアはインフラ整備ができていない。

バスの路線も確立されておらず、大きなターミナルもなければ、乗り場すらアヤシイのだ。
それを補うように同じ路線を『ミニバス』と呼ばれるバンが走っているようだが、
たいがいは街の外側にそれぞれの会社がターミナル替わりの場所を構えているだけなのだ。

それでもこんな風に街は整備されてないが、アルバニアの人は本当に優しい。
道を尋ねれば、英語がわからなくてもイヤな顔せず、教えてくれるし、
地図を広げていると、どこに行くのかと気軽に声をかけてくる。
荷物を背負い、ひげを伸ばした異形であっても朗らかに接してくれるのだ。
街がキレイになりすべてがシステマティックになると人々は失うのだろうね、ナニカを。

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ということで、今朝4:30のミニバスできっちり2時間後、ティラナに舞い戻ってきた。
着後、ミニバスやバスを見つけては乗り場を尋ね、迷いながらバス会社へ。

「9時のバス、売り切れよ」

8:30に開くのを待って訪ねたオフィスでつれないお言葉。
まだバスの悲劇が続くのかよぅ、と絶望しかけたら、
「15時のミニバンならオフリッド直通よ、そっちは15ユーロ」とこの上ない情報が。

オフリッドへのバスは13ユーロ、ただし国境を越えた先のストゥルーガという街までで、
そこからはタクシーかミニバスを別に拾わなきゃいけない。
となると15時で直通のミニバスは悪くないんじゃないか、いや、むしろこっちのほうがラク。

ちょっとだけ『バス運』が残っているようで、9時から15時までティラナのひととき。

写真1; ドゥブロブニク、ケーブルで上がった城跡からアドリア海の眺め。
写真2; コトール、城塞都市への入口。日帰り観光客が去った静かな城内はまた格別。
写真3; ティラナでの夕食。チョフテ5x30lek、ヨーグルトソース150lek、パン100lek。
      100円=99lekなのでものすごくわかりやすく、アルバニアから物価も急激に下がった。
写真4; ベラート旧市街。予定外の一泊だが、思いがけない夜の街を撮影できた。それはまた後日。




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