天国の夜 @Seoul [South Korea (Seoul)]
キムパプにプルコギ、ハンバーグ・・・、新しい店に挑んでみたら・・・。
広蔵市場(カンジャン・シジャン)に隣接する問屋街。終電後はさすがにひと気がない。
酔いどれの喧騒もピンデ・トックの芳香も眠りに着いた時刻。
異国の文字の羅列はそれだけでアーティスティックなフンイキを感じさせてくれる。
日本では見なくなったひと昔前の風情がこの国には残っている。
市場でお気に入りの店を見つけたら番号を覚えておくのが得策。
旅は4日目、
5月27日、3連休中日の日曜、
韓国の場合、祝日には市中の店はほとんど閉まる。
人と会う予定があり、明洞に出向いたが、
ヒドイ混雑で肩と肩がぶつかり、身動きとることさえ難しい。
こんな日にやってきたわたしが悪うございました状態だ。
明洞は週末となると割り増しで混雑する。
行き場のない若いソウルっ子が集い、
右往左往の観光客とない交ぜの混沌を生み出す。
連休ともなれば、さらに行くところがないので、
状態は混乱に変わり、オノボリサン、スリに置き引き、アジュシにアジュマ、
独善のチャーニーズに呆然のジャパニーズ、
売り子は叫び、シャッター音が各所で鳴り響く、世界屈指のカオスの出来上がり。
蜘蛛の糸を手繰るかようにして、困惑のカオスを脱出、定宿に帰り着く。
「新しくできた『キムパプ・チョング(海苔巻き天国)』いってみません?」
長期滞在の日本人の提案に乗っかり、挑んでみることにした。
常連化している「キムパプ・チョング」とは別に、
最近、バス停前にもう一軒の「キムパプ・チョング」が開店していた。
店が空いていたのでイヤな予感が走る。
案の定、注文からかなり待たされ、ようやく料理がやってきた。
ここでもたびたび記しているが、
旅先の食いものに関しては勘がいいというか、嗅覚が効く性質だ。
そして今回もそれが立証されてしまった。
空いている店で待たされるってどういうことだ?
味に関してはおこがましいので詳しいことは書かないでおく。
ただプルコギはしょっぱいだけで、ハンバーグは焦げ臭いだけで、
キムパプは家で作ったような味がしただけ、それだけだ。
やっぱりいつもの「キムパプ・チョング」が天国だ。
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