田鶏粥 @Singapore [Singapore]
10月24日 -Day8-
暑さはすっかり調子を取り戻し、いつものシンガポールの空とたっぷり熱せられた空気が戻ってきた。
朝食はヴェトナム滞在を思い起こさせるヴェトナム風のバゲット・サンドウィッチ。
友人の奥さんのおかげでシンガポールに居ながら、ヴェトナムの味も楽しめる二度オイシイ状態だ。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-09-23 ヴェトナム縦断
シンガポールの住宅スタイルは「HDB」と呼ばれる公団タイプのものが多い。
ホトンドは「分譲タイプ」で当然、街の中心は高く、外郭部となると手頃な値段に。
ただし中心部は利便性はいいが築年数がかさんでいるので、昨今は郊外の新しい物件が人気だとか。
ちなみに外国人は賃貸のみで、「分譲」購入は不可とされている、みごとな国民向け政策。
1階部分は熱を逃がすための吹き抜けか、あるいは商店やホーカーズが入っていることも。
遊具のある遊び場やモスリムのための「礼拝所」も併設されており、駐車場も別棟に造られている。
その駐車場で停められたクルマのワイパーが不規則に立てられていることが気になった。
イタズラかと思い、同じように立てられていた友人のクルマで尋ねるとなんと「洗車済み」の合図だそうだ。
1回$4で「クルマ洗い屋さん」がやって来て、終わるとワイパーを立てて去っていくらしい。
CAFEのコーヒー一杯分でクルマを洗ってもらえ、インド系やアラブ系の出稼ぎ労働者は副業になり、Win&Winの関係だ。
駐車場のクルマの数を考えると副業とは思えない稼ぎになりそうだけど。
別の友人のオフィスに近い「チャイナタウン」に出向いた。
チャイナタウンの雑多な店先に「アンパオ」の袋が並んでいる。
日本でいうところの「ポチ袋」だが、旧正月には会社から「お年玉」が配られたりするのだ。(写真1)
有名な「Sri Mariamman Temple(スリ・マリアマン寺院」のそばに
「Buddha Tooth Relic Temple(新加坡佛牙寺龍牙院)」という名の仏教寺院ができていたことを知らなかった。
2007年に建てられた寺院の内部はかなりド派手で日本の仏教とはかなり印象を異にする。(写真5)
チャイナタウンに奇妙な形のマンションがそびえる、風水を意識して造られたコンドミニアムだ。
公団と異なり、こちらはお値段も張りまっせ、モチロン高さに比例して。
足元には色鮮やかな壁面と鎧戸が特徴的な「プラナカン・スタイル」の建物が軒を連ねていて、時の流れを感じさせる。
住むならプラナカン・スタイルでのんびり過ごしたいかな。
夕刻、電話が鳴り、「夕食、食べに行かない?」と宿泊先の友人に呼び出された。
「ゲイランに来て」といわれたので、MRTで「Aljunied(アジューニ)」へ向かった。
「ゲイラン」と聞くと色街の印象が強く、いかがわしい邪推が走る方も多いかもしれないが、
遊び人が集う街ということもあっておいしいレストランが多いことでも有名、実際、週末は家族連れで混み合う。
隣りの通りにはニギヤカな「ドリアン通り」も広がり、ニオイにつられたシンガポリアンを集めている。
奥さんの友人がヴェトナムから来星したそうで、その夕飯に緊急招集。
安いホテルが多いゲイランに滞在するので、近場で集合となったようで。
ヴェトナム組は3組のカップルでご登場、マライヤ・キャリーのコンサートを観るため、LCCで飛んできたそうだ。
国を跨いでいるので大仰に聞こえるが、感覚的には福岡から東京にコンサートを観に行くという感じかな。
夜着のフライトで疲れているらしく、水分を多めに摂り、軽めにお粥をつついた。
とはいえ、おかずはゲイラン名物の『Frog Leg Porridge(カエルのお粥)』、精がつくそうですぜ。
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