第一夜 Fly to Balkan @Istanbul [Turkey]
シンガポール現地情報以来、1ヶ月ぶりのブログ更新です。
ローカル・フード食べまくりの滞在だったので、
「7月は気合い入れてテニスでカラダ絞るぜい」と思って帰国したら、
カレンダーが変わるとともに梅雨の残り雨がしつこく、コートに行く日はことごとく雨。
梅雨が明けて、さあ!と思ったら、今度は赤道直下のシンガポールより暑い日々。
雨で萎れて暑さで萎む、という・・・
赤道にほど近いシンガポールでも暑い日で35度ぐらいですからね。
「乾季」のこの時季、彼の地では最低気温が28度、最高気温33度ぐらい。
「雨季」でもあまり気温差はないんで安定というか、一年中同じ感じなんですけどね。
建物に入ればキンキンにエアコン効いているし、
バスなんか窓が白くなるほどなんで暑さもさほどきにならない、
なんなら寒いぐらいですので、旅行に行く方は「エアコン対策」をお忘れなく。
「暑い」「熱い」といわれる東南アジアの気温も湿度も上回っているんだから、
この国の夏ったら、いったいどうなっているんだか。
まあ、その暑い中、テニスはやってるんですけどね。
あとは『Tour de France』観まくってました、夏はやっぱりコレです。
ブログ記事を書く気力は暑さですっかり削がれてしまい・・・
というのも次なる旅は昨年夏の「バルカン半島25日間」、
長いネタなので気合い入れて書かないとだったので、取っ掛かりがね。
というわけで、少しばかり長めの旅路にお付き合いください。
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―DAY1― 8月5日
久しぶりに長い旅に出ることにした。
一ヶ月の放浪はいつ以来だろうか。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-09-23 2008年のヴェトナム縦断?
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-04-08 2007年のポルトガル周遊?
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-06-01 その前のアンダルシア1週間+モロッコ3週間?
数年に一度、長い旅路に就く習性があるようで、こればかりはどうも「血」のようだ。
などと書くと、生粋の旅人のようで格好良くも聞こえるが、
ただ単に日常生活で積もったわだかまりとか生活習慣とかをリセットしたくなるだけ。
引っ越し、転職、恋愛・・・そういったものでリセットする人もいるかもしれないが、
自分の場合は長い旅路に就き、アタマの中をカラッポにしたいだけなのかも。
あとはおなか周りに貯まった贅肉も。
夕刻のラッシュアワーが訪れる前、
いつものように神奈川の南の端から私鉄で遠い成田空港を目指す。
地元駅のホームに滑り込んできたのは見慣れた赤い電車でなく、黄色くカラーリングされた車両だった。
特別塗装されたそれは「幸運の電車」などと鉄道会社は息巻いているが、
そんな形で「幸運」を押し付けられても、喜ぶのは写真を撮りたがるような種族の人たちだけで、
日々、沿線を利用する者にとっては大きな感銘はない。
パワースポット? ラッキーストーン?
セドナに住んでいる人たちがみな力に満ち溢れているわけでなく、
石を売っている店員がすべて健康で過ごしているわけではなかろう、
などと辛辣なことを思いつつ、それでもこれから長めの旅をはじめる身にとって
「幸運の」黄色い車両は悪い気はしなかった。
イワシの頭も信心から、都合のいい占いだけ飲み下す性格だ。
今回の旅のキッカケは「マイレージ」。
繰り返しこのブログで書いていますが、2014年初頭にマイレージの換算率が悪くなることが判明、
4月のコタ・キナバル http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2014-09-26
6月のシンガポール http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2014-11-10
8月にバルカン半島 http://http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2014-08-12
12月にふたたびシンガポールと http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2014-06-11
貯まったマイルを思い切って4枚のチケットに還元したわけです。
4枚のビジネスクラス発券の合計は6万+6万+12万+6万マイルの300,000マイル、
カード利用や「毎月ソウル」のフライトで貯めに貯め込んだマイレージを一気に吐き出した形。
Part3となる「マイレージ・フライト」、
行きは成田~イスタンブール~ザグレブ、RTはイスタンブール~バンコク~成田というシロモノ。
クロアチア・ザグレブに乗り込み、バルカン半島の旧ユーゴ・スラビア8ヵ国を巡り、
ブルガリア、ルーマニアを経て、アジアの玄関口・イスタンブールに戻ってこよう、という算段、
トルコは何度も行ったことがあるので、未踏国10ヶ国を制覇しようという企みなわけです。
このエリアは「XXX歩き方」も国別には出版されず、統合版扱いなので、仕事も半分兼ね備え。
現地を歩き回りつつ、ローカル・ネタ拾って、写真も撮って、という目論みも。
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久々の長旅なので、背負い込める大型のバックパックを買おうか悩んだが、
「夏」で服が少なくて済む、という利点から購入を思い留まった。
旅行の後の置き場に困る、という欠点もあるのでね、あの手のシロモノは。
ブログの旅路をたどっていただければわかりますが、
いつもチケットの安い「ロー・シーズン」ばかり旅していたので、夏の「ハイ・シーズン」は久々。
「ああ、夏は荷物少なくていいんだ」とけっこうギリギリになってから気づくアホっぷりで、
元々持っていたリュックタイプの「キャスターバッグ」に「デイパック」をプラスして、
パッキング・チームにすることに決めた。
パッキングの内訳。
Tシャツx3枚(ナイロンタイプの乾きやすいもの・1枚はコットンで寝るとき用)
ポロシャツx2枚(これもナイロンタイプ・捨ててもいいものを)
短パンx1枚(ポケット多めのアーミータイプ・旅行中履き続け、最後は捨てる予定)
短パンx1枚(テニス用パンツ・インナー付でスイミングも可能・寝るとき用)
パンツx4枚(下着ですね・捨てる予定2枚と新品2枚)
文庫本x5冊(普段読めない長編モノを)
バス・ポーチ(シャンプーや洗濯でも使える固形の石鹸など)
コーヒー・ポーチ(部屋で飲めるようコーヒーや緑茶を多めに)
これにTシャツ、ハーフスリーブのシャツ、コットンパンツ、革のデッキシューズという出で立ち。
あえてシャツを羽織っているのはフライトやバスでの冷房(冷風)対策、
胸ポケットがあるとチケットやマップを入れられたり、と利便性が高い。
コットンパンツは到着後、丸めてバッグの底に仕舞い込み、あとは短パンで歩く予定。
全行程持ち歩くことになるので、軽くてかさばらない素材のものに。
Gパンで旅する人も多いですが、デニムは汗や雨を吸うと重くなるので、オススメしませんぜ。
ニオイがつきやすいし、洗ってもなかなか乾かないのが最大欠点、降られたら最悪。
夏なので最低限の陣容、シャツなどは宿で連日洗濯する覚悟、粉石けんはラッピングした。
シャツ、パンツは古びたものを入れ、旅の終盤に捨てていき、身軽になっていくはず、
ただし土産を買わなければ。
新品はコンパクトにパッキングされているので、そのまま放り込んでしまえるのでラク。
結果、メインのバッグは文庫本が重量のほとんどを占めるという状態。
電子書籍にすればいいのに、という話もあるが、読みたいものが電子化されているとも限らないわけで。
本を読むために旅に出ているような風向きもあるので、いつものようにこいつは必要重量。
17-35mm広角ズームを付けた一眼レフと300mm望遠レンズ(これが重たい)をカメラバッグに入れ、
スマホを持たないのでラップトップPCを、こいつは画像データの保存の必需品。
街歩きの際はカメラバッグ&PCごとサブの「デイパック」にぶち込めば、両手が空いて便利。
とまあ、チームの布陣はこんな感じ。
先進国でない東欧諸国とはいえ、必要なものはほぼ現地で買えるので、最小限のユニットでOK。
『スター・アライアンス』での発券なので、フライトはトルコ航空(TK)を利用、
成田では同アライアンスの『ANAラウンジ』を使える。
ならばラッシュを避けて、ラウンジでのんびりしたろうかい、ということで、
22:30のラスト・フライトにもかかわらず、電車が混む前に向かってしまうことにした。
さあ『ANAラウンジ』でゆっくり夕食でも摂りましょう。
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