見慣れた街並み from Singapore [Singapore]
シンガポールです、暑いです。
まあ、暑いのは当たり前、赤道にほど近いエリアなので。
日中で35℃ほど、夜でも25℃ぐらいですが、
それでも夜になると風があり、さらにはスコールがあるとすっかり涼しくなります。
そう考えるとエアコンなしじゃ眠れない、日本の夏のほうが酷ですね。
さて、月曜深夜にこの国に辿り着き、翌日から馴れた街を歩いていますが、
6年ぶりともなると、まあ、知らないことがたくさん。
ここ数年はトランジットで訪れ、市内に数時間出ただけなので踏み入ってないんですね。
まずおそろしいほどMRT(地下鉄)の路線が増えていて、
どこに行くにも迷ってしまう有り様、以前は南北と東西ぐらいしかなかったから。
なんだか人も増えていて、MRTもやたらと混んでるし。
ジャンクション(乗り換え)駅には大抵、大きなショッピングモールができていて、
小さかった街の中心(オーチャード周辺)が外へ外へ膨張している感じです。
「郊外」の住宅エリアがすっかり「セントラル」になってる。
到着時、空港から市バスで友人宅に向かったんですが、
シンガポールのバスはアナウンスがない、ということもすっかり忘れておりました。
「ドライバーに頼もうかな」と動揺しつつ、逡巡していたのですが、
途中で目指す先が終着ということがわかり、
キンキンに効いたエアコンの中、おとなしくバスが止まるまで座っておりました。
今日もバス・ターミナルから適当にバスに乗り込み、
2階建ての市バスの窓から流れる街並みを眺め、
知っている地名で適当に降り、公団住宅の下にあるホーカーズ(屋台)で飯を食い、
氷がたくさんブチこまれた甘いアイス・コピーを飲み、
MRTの速いエスカレーターを懐かしく思いながら、次の場所に動いたりしてます。
さりとて新しいスポットや新名所などを訪ねる気もおきず、
元勤務先の周辺や古い友人に会いに勝手知ったるエリアを闊歩したり、
考えてみたら、絵になるような風景を撮れてないかも。
それでもマーライオンにもハイティにもDFSにもカジノにも出向かないと思うけど。
そんな場所よりも袋詰めのジュースのストローをくわえるビジネスマンや、
チャーシュー・パオを頬ばりつつ歩くビジネスレディを眺め、
サンダルやユニフォームのまま通勤する女のコたちや、
ヘルメットをぶらさげたアラブ系の肉体労働者たちと擦れ違い、
広東語や北京語が響き渡る地下鉄の車内のおしゃべりや、
携帯電話に語り掛けるヒンドゥー語やマレー語を耳にして、
瞬間、瞬間にシンガポールにいるということを思い知らされるわけです。
気が付けば自分もずるずるのシングリッシュ(Singapore Englishl)で道を尋ねているし。
この街で働き、この街で暮らしていたのだなあ、なんて。
おいおい、昔を思い出しているなんて、年でも取り過ぎたのかい。
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