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Conference Championships 2014 [Sports]

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「もっとも質の高いフットボールゲーム」が観られるNFLカンファレンス・チャンピオンシップ。

かつては「SUPERBOWLは凡戦が多い」なんていわれておりました。
SUPERBOWL自体が世界に冠たるビッグ・イベント、
そのため出場したことで完結しているチームもあったり、
完全に萎縮し、実力を出せないまま終わるチームのなんと多かったこと。

最近のSUPERBOWLはそういう現象が減り、最後まで僅差で凌ぎを削るゲームが増えてきてますけどね。
それでもConference Championshipsのクオリティが落ちるわけでなく、最高のゲームは保証つき。

ということで、現地生中継に合わせ、朝の5時からTVの前に正座。



まずはAFC、New England PATRIOTS(#2)@Denver BRONCOS(#1)。

場所は成績優位のブロンコスのホーム『Sports Authority Field at Mile High』、
2012年に取材に赴いたデンバーでゴザイ。
その模様は現在ブログ鋭意更新中、ってUPがいっこうに追いつかない、どんだけ~。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-10-13

シーズン成績1位と2位チームの対決。
重ねてリーグを代表するスーパーQBトム・ブレイディとペイトン・マニングの顔合わせ。
実はプレイオフ、ここ一番では弱いのでは、といわれているマニング。
それもそのはず、常に立ちはだかるのは同じAFCのブレイディ&HCベリチック、
マニングにとっては彼らを倒さなくてはスーパーボウルは見えてこない、という存在。



37歳の彼にとってもうひとつの敵は1月、パス中心の彼の攻撃システムにとって、冬の寒さが天敵。
この冬、アメリカは異常気象、ナイヤガラは凍り、NYやシカゴにも酷い寒波が押し寄せている。
そして現地19日、デンバーも異常気象。
こちらは「異常に」暖かく、フィールドはなんと17度、ホーム・フィールドはやはり大いなる味方か。

ペイトリオッツはDTウィルフォーク、LBメイヨ、スパイクスなどケガで多くの先発を欠いていて、
この試合序盤でもCBタリブをヒザの故障で失い、守備陣は満身創痍、崩壊状況。
それでもなんとか補うのがベリチックの手腕だが、チャンピオンシップで如何相成るや。

先週 コルツを翻弄したペイトリオッツのラッシング・アタックはホールが見えない。
第2Q、3dコンバージョンでブレイディがサックを受け、FGの3点止り、攻撃のリズムも掴み切れない。

13対3、ブロンコスのリードで前半終了。
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ペイトリオッツは8回目のチャンピオンシップ、過去7回リードされたことがない、
また今シーズンW12の同じ顔合わせでは、0対24から逆転勝利を呼び込んている、
なんてデータの遊びもフットボールはオモシロイ。

後半開始のシリーズ、ブロンコスは7:52(今シーズン最長ドライブ)かけてTDを奪った。

残り15分x2Qのうちの8分近くを費やしたのだから、大打撃を与える攻撃シリーズといえる。
すぐに食い下がりたいペイトリオッツは次のシリーズ、
4dギャンブルでやはりサックを喰らい、攻撃の兆しが見えないまま。
こうなるとブロンコスは時間を食えばいいだけ、FGを重ねれば、さらに安全圏というゲーム展開だ。

第4Q、ペイトリオッツはパスパスパスでTDを奪い、さらにはゴール前からQBスニークでTDをもぎ取る。
しかし2Pコンバージョンを重ねることができず、これで一縷の望みは費えた。
最後までランで押し込むことができず、試合の流れを引き寄せることができず仕舞い。

インターセプトやターンノーバーはゼロ、反則も少ないハイ・クオリティなゲーム。
マニングは400yを投げ、チャンピオンシップ・レコードを記録した。

PATRIOTS 16 vs 26 BRONCOS



この勝利でブロンコス・ヘッドコーチのジョン・フォックスは、
「2つの異なるチームでスーパーボウル出場」を果たした史上6人目のHCに。

ドン・シュラ    『ボルチモア(当時)・コルツ』『マイアミ・ドルフィンズ』
ディック・ヴァミール『フィラデルフィア・イーグルス』『セントルイス・ラムズ』
ダン・リーヴス   『デンバー・ブロンコス』『アトランタ・ファルコンズ』
ビル・パーセルズ  『ニューヨーク・ジャイアンツ』『ニューイングランド・ペイトリッツ』
マイク・ホルムグレン『グリーンベイ・パッカーズ』『シアトル・シーホークス』
ジョン・フォックス 『キャロライナ・パンサーズ』『デンバー・ブロンコス』 
並び立つ名将と肩を並べた。



続いて連続でNFCを生中継、やっぱりTVの前で正座が崩せない。

San Francisco 49ers(#5)@Seattle SEAHAWKS(#1)。

最後まで地区優勝を争った49ersは12勝を上げ、5位ながら2位カロライナと同等、
単純な成績からすると1位2位対決にも等しい。

さらにこの両チーム、若いモビリティQBコリン・キャパニックとラッセル・ウィリアムス、
1,000yラッシングRBフランク・ゴアとマーション・リンチというタレントに、
シーホークス攻撃 ラン4位 パス26位 / シーホークス守備 ラン7位タイ パス1位
49ers    守備 ラン4位 パス7位  / 49ers    攻撃 ラン3位   パス30位
という風に成績までも似通っている。

大きく異なるのは、所はシアトル、『CenturyLink Field』で開催される点か。

今シーズン、スタジアム・ノイズ137,6dbの世界記録を樹立、
『世界でもっともうるさいスタジアム』に認定された。

両翼の70%を屋根が覆っているため、音が跳ね返り、かつ篭り、
ゴールライン・スコアボード下にある『ホークス・ネスト』と呼ばれるエリアは、
床板とベンチがアルミ製で、これを踏み鳴らすと120dbのカミナリをも上回る騒音を生み出すそうだ。
チームが欠番としているファンを意味する背番号『12』が相手チームの耳を奪い、味方の背中を押す。

最初のプレイでQBウィルソンがファンブル、これを強力守備陣の奮起でFGの3点で留めた。
49ersとしてはAWAYのハンデをもらった形のスタートか。

前半、キャパニックはパス17y獲得のみ、しかし自らのランで98yを稼ぐ。
一方のウィルソンは足を封じた形でポケットに留まっていた。

10対3、49ersリードで前半を折り返す。
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第3Q、シーホークスが執拗にランアタックを重ねると大きな穴があき、リンチが40yTDを奪い、同点。
その後、互いに点を奪い、一進一退。

第4Q、ウィルソンが『インテンショナル・グラウンディング』の手痛いミスを犯す。
シーホークスは迷いながらFGユニットを入れるも、時計が間に合わず、やむなくタイムアウトを消費。
中途半端な状態でここからギャンブルに出る、というマネージメントの悪さを見せてしまうが、
ウィルソンの『ハードカウント』がオフサイドを誘発、『フリープレイ』の中、TDパスが決まった。

シーホークスはダウンを失うわ、タイムアウトも失うわとドタバタ状態を露呈したが、
『フリープレイ』でSFセカンダリーが一瞬緩んだのか、災い転じての結果が転がり込んできた。
49ersにまさに一瞬の魔が差し、20対17とこの試合初のリードをシーホークスが奪った。

その後、キャパニックが腕をはたかれ、ファンブルするがゴール前で守備陣が奮起、
LBボウマンがボールを奪い返すもファンブル判定にならない悲運。
(ビデオレビューの対象にならないプレイのため)
ヒザをケガし、退いたボウマンのプレイは報われなかったが、
次のプレイでふたたびファンブルを誘い、4dギャンブルを止め、守備陣は存在感を示した。

だが次のシリーズ、キャパニックがインターセプトを喫し、FGを奪われ、23対17と差が広がる。


そして試合残り時間3:37、49ersの22y地点でボールが回ってきた。
タイムアウトは3回あり、さらには2ミニッツでも時計が止る。
NFLに於いては逆転には充分すぎるシチュエーション、
TDを奪えば7点が入ることは子供でも知っている。

サンフランシスコの人たちは歓喜のシナリオを思い描き、
シアトルの人たちにとっては悪夢のメロディを思い描くようなセッティング。

しかし前半とは打って変わり、すでにキャパニックの足は封じられ、
プレッシャーのきつい中、不安定かつ不確実なパスを強いられる形が続いていた。
彼を追い詰めたのはリーグ1位のシーホークス・パス守備であり、
もっとも元気でもっともうるさい『12』番目の選手たちであった。

試合終了まで30秒、残り18y、1stダウンという状況、さまざまな選択肢がいくらでも考えられたが、
キャパニックが安易にエンドゾーンに投げ込んだパスは弾かれ、シーホークス守備陣の手に収まった。

ともに308yを稼ぎ出した攻撃陣、
終始、一貫してランアタックを重ねたシーホークス、
後半、パス守備の強い相手にあえてパスで変化を求めた49ers、
勝負に打って出た49ersはボールを失い過ぎ、自壊した形となった。

22試合連続で100yラッシャーを出していない強力49ers守備だったが、
『ビースト』リンチは109yを記録、
ちなみに23試合前に100yを越えたのがリンチであった。

49ers 17 vs 23 SEAHAWKS
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SUPERBOWL XLVIII は2月2日18:30KICKOFF。

Seattle SEAHAWKS vs Denver BRONCOS のマッチアップ。

奇しくも13勝3敗、1位の成績を上げたチーム同士の対戦、
オフェンスのブロンコス、ディフェンスのシアトル、
攻撃のAFC、守備のNFCと謳われたオーソドックス対決ともいえる。

立候補地から選ばれるスーパーボウル会場は初のニューヨーク開催を選択、
『MetLife Stadium』は正確にはハドソン川対岸のニュージャージー州イーストラザフォードにある。
ちなみに旧『ジャイアンツ・スタジアム』を取材した模様はコチラ。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2009-02-14  
建設中の『MetLife Stadium』が見えますぜ。

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この試合を見終わるとスーパーボウルまで2週間空くわけで、
翌日には新春セール11,100円(モチロン総額ね)でゲットした大韓航空のチケットで、
今年初の『毎月ソウル』始動! ということで朝から成田に向かうわけです。

Are you ready for SUPERBOWL?



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