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Divisional Playoff 2014 [Sports]

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年明けからの週末、今シーズンの「ベスト版」ともいえるPlayoffの好ゲームが続いてます。

すべてのチームが出揃うディヴィジョナル・プレイオフ、某放送局は力を入れ、現地生中継。
こちらもがんばって朝5時起き、熱いコーヒーとドーナツで臨戦態勢です。

まずは土曜日の試合、NFCのNew Orleans SAINTS(#6)@Seattle SEAHAWKS(#1)。

NFLのプレイオフではシード順1位のチームに、
『ホームフィールド・アドバンテージ』(地元開催権)と『下位との対戦』という優位権が与えられる。

フットボールにおいて、地元でのゲームは圧倒的に有利なだけに地元での勝利は織り込み済み、
その上、アウェイでどれだけ勝利を掴めるか、というのが、常勝チームへの定石だ。



リーグ屈指のパス・オフェンスを誇るセインツを出迎えたのは雨と風、
そしてNFLで1、2番を争う『クラウド・ノイズ』。
シアトルはファンを『12番目の選手』と位置づけ、背番号『12』を彼らのために欠番としている。
それほど熱狂的なファンがアウェイ・チームに優しいはずがない。

冷たい雨と強い風、観客の声援がリーグ1位のシーホークス強力ディフェンスの背中を押すと、
リーグ2位の得点力を誇るセインツのパス攻撃は第3Qまで封殺。
セインツは成す術なし、といった状態のまま、試合の幕を閉じた。

得点差以上に実力差が現れたゲーム。

『Win or Go Home』、一戦必勝のポストシーズン、
ホーム有利の定石をいかに崩すか、あるいはそのセオリーに飲み込まれるか。
昨年はレイヴンズが見事をそれを打ち破り、頂点に上り詰めた。
初戦をアウェイで突破したセインツにもその期待がかかったが、一瞬の兆しでシーズンを終えた。

SAINTS 15 vs 23 SEAHAWKS



続いてAFC、Indianapolis COLTS(#4)@New England PATRIOTS(#2)。

先週、ポストシーズン初勝利を掴んだ2年目、次世代QBの先鋒アンドリュー・ラックが、
もはやポストシーズン進出は当たり前でもある『王朝』を担うQBトム・ブレイディに挑む。

好成績のQB対決だけにパス攻撃の応酬を想像させたが、
フタを開けてみるとペイトリオッツの執拗なまでのラン攻撃が展開する。

互いに相手の守備陣を交代させない『ノーハドル・オフェンス』での攻防が続き、
オフェンス陣が点を奪い合ったが、徹底したラン・アタックを通したペイトリッツが主導権を握り続けた。
RBブラントが166yを走り、トータル234yをランで獲得、一方、コルツは69yのランに留まった。
パス重視のペイトリオッツ・オフェンスがランで6つのTDを奪ったのは圧巻。

QBラックは331yを投げるもパス偏重となったオフェンスは4つのインターセプトを許し、自沈。
ポスト・シーズン慣れしたペイトリオッツの強さが浮き彫りになった。

COLTS 22 vs 43 PATRIOTS




日曜の試合、まずはNFC、San Francisco 49ers(#5)@Carolina PANTHERS(#2)。

昨年、SUPERBOWLで敗れたものの序盤から好調を維持し、
シアトルと最後まで地区優勝争いをし、雪辱に燃える49ersを、
好調なディフェンスがチームを牽引、ダークホース的ながら地区優勝をものにし、
ホーム開催という有利なポジションを得たパンサーズが退けることができるのか。

パンサーズ2位 49ers5位という強力守備陣を礎に12勝を上げた両チーム、
ともに3年目でモビリティ能力のあるQBがチームを牽引する点など似ているところが多い。

前半こそ、13対10とツバ競り合いを演じたが、
後半は49ers守備陣がパンサーズを圧倒、点差は広がるだけでゲーム・エンドとなった。

QBニューサムはモビリティQBの悪い部分が露呈、
パス・ターゲットを最後まで探し求めることなく、自らの足に頼り、自壊。
一方のQBキャパニックはランとパス・アタックに自らの足も絡め、強力パンサーズ守備陣を翻弄した。

3年目のQBが牽引する両チームだが、ポスト・シーズン経験の有無がそのまま結果に現れた形。

2012年、カンファレンス決勝で敗れ、2013年、SUPERBOWLで敗れ、
屈辱をバネに一段一段上がってきた49ers、今後も目が離せない存在だ。

49ers 23 vs 10 PANTHERS


続いてAFC、San Diego CHARGERS(#6)@Denver BRONCOS(#1)

シード6位のチャージャーズが3位のベンガルズを退けたことで同地区のライバル対決となった。

QBペイントン・マニングがシーズン55タッチダウンパスのNFL新記録を打ち立て、
リーグ1位と最強パッシング攻撃を誇るブロンコス。
対するチャージャーズもパス攻撃はリーグ4位と好調、
さらにシーズン後半から上り調子でポスト・シーズンに滑り込み、
初戦もアウェイで勝ち上がるなどまさにイキオイに乗っているチーム状況だ。

故障者も多く、リーグ19位だったブロンコス守備陣だが、
前半、チャージャーズのパス攻撃を1yに留め、第3Qまで得点を与えない奮闘ぶりを見せると、
それに応えるように強力攻撃陣がコンスタントに得点を重ねる磐石の試合運び。

ブロンコスは最後は時間を使わせ、得点を与える余裕も。

スコア上、1シリーズ差ではあるが、ゲームはブロンコスが終始危なげなく運んでいた。
チャージャーズ唯一の可能性はTDを決め、14対24となった時点でオンサイド・キックを成功させ、
「最低限タッチダウン」が必要な状況でFGの3点で攻撃を終えてしまい、これで勝利への灯は消えた。

要所で『ニュートラルゾーン・インフラクション』の反則を連発したチャージャーズ守備陣、
スタンドを埋める観客に足をすくわれ、リズムに乗れないまま、タイム・オーバーとなった形。

CHARGERS 17 vs 24 BRONCOS

tournament.jpg

AFCはシード1位のブロンコス、2位のペイトリオッツが残り、
予想通り、シーパーQBを擁する2チームの順当な対戦となった。
NFCはシード1位のシーホークスに5位の49ersが挑む形だが、
最後まで地区優勝を争った同地区のライバル対決、シード順はアテにならない。

「NFLでもっともおもしろい試合」といわれるチャンピオンシップ・ゲーム、
今シーズン、ベストの成績を残した4チームで争われるなんて、Best of Best過ぎる。

月曜の朝、暗いうちに起き出し、コーヒー淹れて、Are you ready for some FOOTBALL?


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