miscellaneous paradise @Palau [Palau]
6月11日、旅は5日目。
思いがけず、朝6時に目覚めてしまった。
『ジェリーフィッシュ・レイク』の興奮冷やらずで目覚めてしまったなら、
ちょっとばかりロマンティックな思いがするが、
興奮して寝付けなかったのではまるでコドモだ。
あるいはスノーケリング疲れで目覚めてしまったのだとしたら、
眠れないお年寄りのようで悲しすぎる。
ガッツリ目覚めてしまったので、
キッチンのコーヒー・サービスを取りに下り、
買っておいたサンドウィッチで朝食を済ませ、原稿書きに精を出した。
そうです、この仕事は旅先でもできるのですよん。
とはいえ、シティ・ホテルにカンヅメならカッコいいけど、
旅先の安モーテルのテーブルじゃあ、カッコつきはしませんが。
昨日の『スノーケリング・ツアー』は17時前に船着場に戻ってきた。
「コロールでシーフードがおいしい店、教えてくれませんか?」
送迎のバスが出るまで少し間があったので、
ひと仕事終え、一服していたキャプテンに聞いてみた。
「一人だろ? じゃあ、レストランとかじゃなく、食堂のほうがいいよな。
『ヤノズ』という店があるよ、WCTCのすぐ横さ。
なあ、あそこは安くてうまいよなあ」
「ああ、おれたちもよく行くぜ。でもランチしかやってないよ」
一緒に一服している仕事仲間がそう答える。
「うれしい情報だな。明日にでも行ってみます、ありがとう!」
そう礼をいうと『ハイ・ファイブ』を求められた。
それぞれくつろいでいた人たちと掌を交わし、送迎のバスに向かった。
この時間、日は傾きつつあるが、空はまだ明るい。
ちなみに『ハイ・タッチ』は日本語、英語では『High・Five』だ。
『Give Me a Five!』といえば、パチンともらえる。
手の高さによって『Middle・Five』や
腰をかがめる『Low・Five』なんていうオフザケもあります。
17時過ぎ、今朝、最後に拾われたオトコは最初にモーテルで降ろされる幸運。
そそくさと部屋に上がり、シャワーを浴び、シャツを着替えて出かけた。
早速、教えてもらった店に向かう。
『WCTC』の真横で連日、目にしていた店が『YANO’s』というカンバンを出していた。
「ランチタイムだけ」という言葉通り、すでに入口を閉ざし、暗かったが、
あら、ここだったのね、という感じで拍子抜けしたが、先送りの楽しみが増えた。
道路を渡った反対側の店々を眺めて歩く。
「プリンターを駆使しました感」満載の長いメニューが貼られている店があった。
店先にはそれぞれ英語と中国語と日本語の長ったらしい紙がぶら下がっていた。
その中に気を惹く文字を見つけた。
『Water Melon Shake』
おお!
ここでも逢えたか!
『スイカ・シェイク』=$3を迷わず、注文。
店先のテーブルでシェイクを飲みながら長い張り紙のメニューを吟味する。
オススメのシーフード食堂はダメモトで来てみたので、喰いっぱぐれた感じはしなかったが、
すでに口の中がシーフード・イメージになっていた。
「おばちゃん!『イカフライ・プレート』ひとつ!」
夕方の陽が差し込むテーブルは暑かったが、昨夜の$4のディナーは悪くなかった。
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