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fly to paladise @Palau [Palau]

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UA257の機内は『プレミア・エコノミー』のエリアに限っていえばガラガラだった。

ユナイテッドの場合、ビジネスとエコノミーの間、
機材でいうと羽の上あたりが『プレミア・エコノミー』に割り当てられているが、
10列ほどのワンブロックには自分を入れてもわずか7名しか座っておらず、
一人が2-5-2の一列を占拠しても余るような状態だ。

前方のビジネス・クラスも同様にすべて埋まっていた。
ほとんどがアメリカ人で、到底、通常席では暮らしていけないような体躯ばかり、
きっとマイルのアップ・グレードで幅の広いC席を確保したのであろう。
そのため、残念ながら『シルバー・メンバー』のこちらに、
自動アップ・グレードの恩気が施される余地はなくなっていた。

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ちなみにこの「羽より前」というのが機内の快適さにおいて重要で、
羽についたエンジンの前と後とでは機内のノイズは倍以上は違う。
前方は吸気のモーター音程度だが、後方はジェット音でものすごいことになるのだ。

そのためエコノミーは『貧乏席』などと呼ばれているのだが、
そのステキな席をあてがわれた人々は異常に乾燥した機内で、
ジェット音に抗ってしゃべることを強いられるため、
到着までにはノドをやられ、カラオケ後の酔客並みのハスキーボイスとなり、
おまけにジェット音で耳もやられているため、やたらと大声になるのが特徴だ。

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この機ではギャレーより後方がそのエコノミーで、
そこから圧縮されたように人が詰められ、満席状態。
グアムに向けて準備万端、リゾート向けの帽子をかぶった顔で一面、埋め尽くされている。
機内で帽子はまったくもって必要ないと思うのだが。

お気づきと思うがこの後方に押し込められるのがツアーや格安航空券の人たちだ。

エンジン音もうるさく、料理も限られ「チキンorビーフ」とも尋ねられることもない。
CAは「傍若無人」「厚顔横柄」というこの席専用の特別対応をしてくれるし、
そのうち補助席がつく、というウワサもあるぐらい詰め込まれた素敵なエリアです。

それをフライト全体に施しているのが話題の「LCC(ロー・コスト・キャリア)」です。

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こちらもツアー客同様、『格安航空券』でのご搭乗なのだが、
幸い『マイレージ・プラス』の『シルバー・メンバー』を維持しているので、
自動で「プレミア・エコノミー」が割り当てられる、格安航空券でも。
わずか数cm席幅が広いだけなのだが、
181cmの身長を抱えるこちらとしてはヒザをすり減らさないですむのがありがたいので、
毎年、なんとか『シルバー・メンバー』を維持することにしているのだ。

機内では疲労軽減と代謝を上げるため、死ぬほど炭酸水を飲み、コーヒーを浴びて、
繰り返しトイレに動くので『通路側』を確保することにしている。

今回はその『プレミア・エコノミー』の2-5-2席の配列の「5」を確保、
これにて『貧乏人のファースト・クラス』が完成。
機内食も断り、フル・フラットでガッチリ熟睡すると3時間後の14:30にグアムに到着した。

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到着にはしゃぐツアー客を尻目に『トランジット・エリア』に進む。

手荷物を流し込み、全身スキャンのX-ray検査。
どういうわけかわからないが、US本土よりも検査がキビシイ。
応対が丁寧なので不快感はないが、ホトンドの人がカバンを開けられている。
なぜだろうと首をかしげながら、『United Club』のラウンジに向かった。

ラウンジ利用ができるとトランジットも苦痛でなくなる。
手持ち無沙汰な出発ロビーでくつろげる場所があるというには大きなアドバンテージだ。
酒がイケる口ならラウンジでタダ酒に酔っていればいいのだから、
利用価値はさらに割り増しですぜ、こちとら飲めないんだけど。

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3時間のトランジットのあと、搭乗時間ギリギリまでラウンジでくつろぎ、ゲートへ。

コロール行きのフライトはけっこう混んでいて、
機内には座席幅いっぱいの巨躯をシートにめり込ませているポリネシア系の人たちが増えていた。

フライトは2時間ちょっと、コロールの空港には20時前に到着した。

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入国に進むと地方にある遊園地の券売所のような木製のボックスが3つほど並んでいる。
その中にいた係員は訪れた人々のパスポートを念入りに調べ倒していた。

入国管理官が滞在日数や滞在先といったお決まりの質問を無愛想に口にする。

「帰りのチケットは?」

「E-チケットだからプリントしたものはあるけど?」

「それでいいわ、みせて」

小さな国や途上国ではその国を出て行く証(あかし)を求められることが多いので、
いつもは打ち出さないE-チケットだが、今回はプリントしてきていた。



「パラオヘヨーコーソー」

「あはは、ステキなニホンゴだ」

たぶん訪れる日本人観光客が多いのだろう。
木製のボックスに合わせて肥大化したような管理官のおばちゃんに、
判で押したようなアヤシイ日本語で歓迎の言葉をもらうと、ターンテーブルに進んだ。

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ターンテーブルは1つしかなく、古びた黒いベルトコンベアが音を立てて回っていた。
バゲージを預けなかったのは正解だったかもしれない。
一国の首都空港というのに日本の地方空港よりもこじんまりしていて、
物悲しさよりも可笑しさがこみ上げてきそうになった。

あとは外に出れば到着ロビーに宿のピックアップが待っているはずだ。


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